地理学は地球表面の空間におきる様々な事象を研究する学問です。
地理学是研究地球表面空间上的各种各样事物和现象的学问。
ここでは、地理学が対象とする場所の土台にあたる地球の形や大きさなどについて解説します。
地理学研究对象的基本场所是地球，这里我们就地球的形状和大小进行解释说明。
地球の形
地球的形状
地球は厳密には球ではなく、赤道付近が膨らんだ楕円体です。
地球并非是严格意义上的球体，而是赤道附近膨胀的椭圆体。
地球の中心から北極点までの距離（極半径）は6,357kmであるのに対し、地球の中心から赤道までの距離（赤道半径）は6,378kmであり、極半径より赤道半径の方がわずかに長いです。
从地球中心到北极点的距离（极半径）为6357千米。地球中心到赤道的距离（赤道半径）为6378千米，比极半径略长一些。
このため地球表面を１周したときの距離（全周）で比べても、北極と南極を通る全周（40,009 km）よりも赤道を通るの全周（40,075 km）の方がわずがに長くなります。
因此，通过南极点和北极点的地球周长（400009千米）比通过赤道的地球周长（40075千米）要小一些。
この原因は、地球は北極点と南極点を通る直線（地軸）を自転軸として回転しているためです。
因此，地球是以通过北极点和南极点的直线（地轴）为自转轴进行自转运动。
地球が自転する際に、赤道付近は遠心力で地面が地球の外側方向に引っ張られてふくらむため、赤道半径が少しだけ長くなります。
地球自转的时候，在离心力的作用下，赤道附近的地面向地球外侧方向拉伸，产生膨胀，因此赤道半径在微小地变长。
地球の大きさ
地球的大小
地球の大きさについて次の表にまとめます。
以下表格是地球大小相关的数据。
| 全周（円周） | 4万 km |
| 半径 | 6,400 km |
| 表面積 | 5.1億 km2 |
これらの値は、暗記しなくても計算で求められます。
这些数值不用背诵也能通过计算求出来。
なぜなら、長さを表すキロメートルという単位は、元々赤道から北極までの距離の1万分の1と定義されていたのです。
因为表示千米这个长度单位的原先定义是从赤道到北极的距离得万分之一。
現在の定義は異なりますが、おおよその値を計算するには問題ありません。
虽然现在对“千米”的定义不同了，但计算大概的数值是没有问题的。
赤道から北極までの長さは地球の円周の4分の1なので、地球の円周は4万 kmです。
从赤道到北极的长度是地球周长的四分之一，所以地球的周长是4万千米。
円周がわかると半径がわかります。
知道周长就能知道半径了。
円の半径と円周の関係の公式は次の通りです。
圆的半径和圆周长的关系公式是：
半径×2π = 円周
圆周长=2πr（r表示半径）
上記公式に円周の4万 kmをあてはめると、地球の半径はおよそ6,400 kmです。
在上面公式代入周长4万公里，可得地球的半径约为6400千米。（40000=2πr, π=3.14，所以≈6400千米)
次に半径から表面積を求めます。
以下计算地球的表面积
球の半径から表面積を求める公式は次の通りです。
地球的半径约求表面积的公式是：
4π×(半径)2 = 表面積
表面积=4πr2
上記公式に地球の半径6,400 kmをあてはめると、地球の表面積は5.1億 km2です。
把地球半径6400千米代入公式，可得地球表面积为5.1亿平方公里。
ちなみに、地球が完全な球体でない（厳密には赤道がふくらんだ楕円体）にも関わらず球の公式を使うことができるのは、地球の全周が4万 kmもあるのに対し、2つの全周の差はわずかに66 kmと無視できるほど小さいためです。
也就是说，尽管地球不是完全的球体（严格来说地球是赤道膨胀的椭圆体），但是也可以使用球体的公式来计算。地球的全周长达到4万千米，两个全周长（赤道周长和经两极的周长）之间的66千米轻微差异，小到可以忽略。