地球の公転とは、地球が太陽の周りを約１年で１周する現象のことです。
地球公转是指地球围绕太阳一周的现象，时间大约是一年。
地球の自転軸（地軸）が傾いているため、季節によって地球上で太陽に最も近い場所が変わります。
由于地球自转轴（地轴）是倾斜的，随着季节的变化，地球上的与太阳最近的位置会发生变化。
その結果、季節に気温が変化し、日本では四季が作り出しています。
因此，气温会因季节而变化，日本（中纬度地区）呈现四季分明。
地球の公転周期と暦の1年
地球公转周期与历法上的一年
地球の公転周期は365.2422日（365日5時間48分46秒）です。
地球的公转周期是365.2422日（365日5时48分46秒。
１年が365日であることから、４年に１日の割合で閏日（うるうび、２月29日）を挿入し、地球の公転周期と暦上の１年を合わせる工夫がなされています（ユリウス暦、紀元前45年に共和政ローマで導入）。
由于一年是365日，以每4年对1日的比例加入闰日（2月29日），从而将地球公转周期和历法上的1年结合起来（公元前45年罗马共和国导入儒略历）。
しかし、地球の公転周期は365.2422日であるため、４年に１日（１年に0.25日）の割合で閏日を挿入すると、１年あたり0.0078日ずつ公転周期からずれてしまいます。
但是地球公转周期是365.2422日，每四年插入一个闰日的话，一年还有0.0078日偏离公转周期。
このわずかなずれが長い歴史の中で積み重なり、1,000年あたり約7.8日ずれていきました。
这个轻微的偏差在漫长的历史中不断累积，每1000年约有7.8日的偏差。
その結果、16世紀のヨーロッパでは、キリスト教の宗教行事の１つである復活祭（春分日を基準に日付を決定）をいつ祝うのかという問題が発生しました。
结果到了16世纪的欧洲，出现了什么时候庆祝基督教重要节日之一的复活节（以春分日为基准决定日期）的问题。
そこでローマ教皇グレゴリウス13世は1582年に新しい暦を導入しました（グレゴリオ暦）。
因此，罗马教皇格里高利十三世在1582年导入新的历法，是为格里历。
グレゴリオ暦では、４年に１回閏日（２月29日）を加えるのを原則としながらも、400年に３回閏日を入れない（＝閏年を平年とする）年を作ることで、公転周期とのずれを小さくしています。
在格里历，原则上每四年会增加一次闰日（2月29日），但为了减少与公转周期的偏差，每400年会有三次不增加闰日（即将闰年作为平年）。
グレゴリオ暦では、４で割り切れる年に閏日を入れます（2020年、2024年、2028年…）。
格里历中，能被4整除的年份会加入闰日。
しかし、４で割り切れる年のうち、400で割り切れず100で割り切れる年に閏日を入れない（＝閏年ではなく平年とする）ようにします。
但是，在能被4整除的年份中，不能被400整除但能被100整除的年份不增加闰日（即将这些年份视为平年而非闰年）。
具体的には、西暦1700年、1800年、1900年、2100年、2200年、2300年は平年であり、1600年、2000年、2400年は閏年となります。
具体地说，公元1700年、1800年、1900年、2100年、2200年、2300年是平年，1600年、2000年、2400年是闰年。
このようして400年に（100回ではなく）97回の閏日を挿入することで、１年の日数は平均で365.2425日となり、地球の公転周期との差は0.0003日に短縮されます。
有了这样的规定，每400年插入97个闰日，平均1年的日数为365.2425日，与地球公转周期（365.2422日）的差距缩短0.0003日。
この結果、1000年で0.3日のずれにとどまり、地球の公転周期と暦上の１年の差を大幅に減らしました。
这样（格里历的规定）的结果是，每1000年只有0.3天的偏差，使得地球公转周期与历法上的一年的差距大幅减小。
グレゴリオ暦は実用性の高さから現在でも世界各地で使用されています。
由于格里历的实用性高，现在世界各地都采用。