ブータン王国はどんな国?
不丹王国是怎样的一个国家?
ブータン王国は、東部ヒマラヤ山脈の南麓に位置する国で、北は中国、南はインドと国境を接しています。
不丹王国位于喜马拉雅山脉东段的南麓,北边与中国接壤,南边与印度接壤。
国土の半分が2000m以上の高地で、多くの国民がチベット仏教を信仰しています。
不丹有一半国土是海拔2000米以上的高原山地,大部分国民信奉藏传佛教。
長らくチベットの影響下にありましたが、1907年にウゲン・ワンチュクが全土を掌握し王制を確立しました。
虽然不丹长期受到中国西藏的影响,但在1907年,乌根·旺楚克控制了不丹全境,确立了国王制度。
![]()
1910年にイギリスの保護領となり、その後1947年のインド独立に伴い外交権をインドに移管したまま独自の国家運営をするという鎖国政策を続けていましたが、1971年に国連に加盟して徐々に近代国家の体裁を整えていきました。
1910年,不丹成为英国的保护国,1947年印度独立时,不丹的外交权移交给印度,国内事务由不丹独立掌管,继续奉行闭关锁国的政策。1971年,不丹加入联合国,逐渐朝现代国家方向完善体制。
国民の幸福を目指す立憲君主国
志在提升国民幸福的君主立宪国家
1990年代末から民主社会への移行準備が進められ、2008年の総選挙、憲法施行を経て王制から議会制民主主義を基本とする立憲君主制に移行しました。
1990年代末,不丹开始向民主社会的转型做准备,经过2008年的全民选举和宪法颁布,不丹完成了从国王制度向议会民主制为基本的君主立宪制转型。
山岳小国家のブータンは、就業人口の約60%を占める農業や観光業以外に産業がなく、市場規模が小さいため、ほとんどの消費財や生産財は輸入に依存しています。
作为一个山地小国家,农业和观光业占了不丹60%的就业人口,几乎没有其它产业,国内市场规模小,全部的消费品和生产品都依赖进口。
![]()
しかし、国民の幸せは経済的な豊かさだけではないとして、国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)という独自の考え方を提唱しています。
但是,不丹认为国民的幸福不只是以经济财富来衡量,提倡“国民幸福总值”的独特衡量方法。
経済成長を過度に重視する考えを見直し、①経済成長と開発、②文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、③豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、④良き統治を4本柱として、国民の幸福に資する開発の重要性を唱えています。
国民幸福总值的衡量方法是对过分强调经济增长的观点进行重新思考,并提倡发展必须促进人民的福祉,其四大支柱是:(1) 经济增长与发展(2) 保护文化遗产及传承和弘扬传统文化(3) 保护和可持续利用丰富的自然环境,(4) 良好的治理。
不丹王国是怎样的一个国家?
ブータン王国は、東部ヒマラヤ山脈の南麓に位置する国で、北は中国、南はインドと国境を接しています。
不丹王国位于喜马拉雅山脉东段的南麓,北边与中国接壤,南边与印度接壤。
国土の半分が2000m以上の高地で、多くの国民がチベット仏教を信仰しています。
不丹有一半国土是海拔2000米以上的高原山地,大部分国民信奉藏传佛教。
長らくチベットの影響下にありましたが、1907年にウゲン・ワンチュクが全土を掌握し王制を確立しました。
虽然不丹长期受到中国西藏的影响,但在1907年,乌根·旺楚克控制了不丹全境,确立了国王制度。
1910年にイギリスの保護領となり、その後1947年のインド独立に伴い外交権をインドに移管したまま独自の国家運営をするという鎖国政策を続けていましたが、1971年に国連に加盟して徐々に近代国家の体裁を整えていきました。
1910年,不丹成为英国的保护国,1947年印度独立时,不丹的外交权移交给印度,国内事务由不丹独立掌管,继续奉行闭关锁国的政策。1971年,不丹加入联合国,逐渐朝现代国家方向完善体制。
国民の幸福を目指す立憲君主国
志在提升国民幸福的君主立宪国家
1990年代末から民主社会への移行準備が進められ、2008年の総選挙、憲法施行を経て王制から議会制民主主義を基本とする立憲君主制に移行しました。
1990年代末,不丹开始向民主社会的转型做准备,经过2008年的全民选举和宪法颁布,不丹完成了从国王制度向议会民主制为基本的君主立宪制转型。
山岳小国家のブータンは、就業人口の約60%を占める農業や観光業以外に産業がなく、市場規模が小さいため、ほとんどの消費財や生産財は輸入に依存しています。
作为一个山地小国家,农业和观光业占了不丹60%的就业人口,几乎没有其它产业,国内市场规模小,全部的消费品和生产品都依赖进口。
しかし、国民の幸せは経済的な豊かさだけではないとして、国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)という独自の考え方を提唱しています。
但是,不丹认为国民的幸福不只是以经济财富来衡量,提倡“国民幸福总值”的独特衡量方法。
経済成長を過度に重視する考えを見直し、①経済成長と開発、②文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、③豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、④良き統治を4本柱として、国民の幸福に資する開発の重要性を唱えています。
国民幸福总值的衡量方法是对过分强调经济增长的观点进行重新思考,并提倡发展必须促进人民的福祉,其四大支柱是:(1) 经济增长与发展(2) 保护文化遗产及传承和弘扬传统文化(3) 保护和可持续利用丰富的自然环境,(4) 良好的治理。